愛車をメンテナンス まずは分解! 最終段階
今回は、いよいよエンジンを下ろします。
と言っても清掃するくらいで中をバラしたりはしません。
今回の目的は各部消耗品の交換とフレームのサビ取り、ステップが付く部分の曲がりの修正なのでエンジンの中は異音等不具合を感じた時に考えます。
まずはオイルを抜きエレメントも外します。
次はオイルクーラーも外します。
抜いた後はゴミが入らないようにマスキングテープ等で塞いでおきます。
この年式のタイプは排ガスをキレイにするための装置、エアインダクションシステム(AIS)という物が付いています。
それとプラグコードやイグニッションコイルも外していきます。
クラッチのレリーズ(クラッチからホースを追っていった先の物)の
8mmのボルト3本を外します。
裏にピストンがあるので私は飛び出さないように一応タイラップで固定しておきました。
エンジンを下ろさずにエアクリーナーボックスを外す場合はセルモーターを外さなくては外れないとのことですが、今回はこのまま先にエンジンを下ろしてしまいます。
(このエアクリーナーボックスが曲者で外すのにコツが要るんです。)
エンジンの重みがあるうちにステムナットとフロントホイールのアクスルシャフトを緩めておきます。
両側のブレーキキャリパーを外したら、やはりパッド脱落防止で間にちょうどいい物を挟んでおきます。(私は小さめのスパナ)
ハンドル周りは、面倒なのでハンドルポストから外してしまいました。
ヘッドライトはライト両脇のネジを外すとガラスの部分の部分が外れます。
メッキの部分のネジは角度調整用なので触らないほうがいいと思います。
すると中から配線が出てきますので後でスムーズに戻せるように写真を撮ってから外します。
続けてライトカバー、ライトステー、メーター等も外していきます。
次はステムナットを外し、トップブリッジを横にあるボルトを緩めて外します。
するとナット緩み止めのワッシャと二つの重なったナットが出てきます。
ワッシャを外してフックレンチでナットを外します。
片方のナットのみ外さず残しておきます。
フレーム右下のサブフレーム?を外しエンジン下にジャッキをかけて支えます。
私の今回のやり方は真似せずにエンジンをもっと確実に固定出来る方法をお勧めします。
私はバイクジャッキを置き、その上に木の板を組み合わせてエンジンを支えました。
そのままジャッキアップしてフロントタイヤを浮かし、アクスルシャフトを抜いてホイールを外します。
次に脇のボルトを緩めフォークを下から抜きます。
ステムも下に落ちないように支えながらナットを外します。
エンジンの支えは非常に不安定な状態ですが、このまま続行です。
一度ジャッキを下げます。
エンジン後ろ側の3つのエンジンマウントを外します。
エンジンフロント側のボルトを緩めジャッキの高さを調整しながらボルトを抜きます。
ここからは人手が最低1人、出来れば2人いてくれると安心です。
1人にエンジンのバランスを見てもらいながら、もう1人と2人でフレームを持ち上げながら左側に抜きます。
無理せずに慎重にやりましょう。
細かいものを外したら、やっとフレーム丸裸になりました~(´∀`)
写真はサビ取り、ステップ曲がり修正後
次回へ続きます。